ロアブック
1. ロアブックとは?
ロアブックは、AIとのチャットで重要な情報を簡単に反映させるための機能です。
チャット中に特定のキーワードが検出されると、事前に用意した内容がプロンプトに組み込まれ、AIがその内容を参照して回答します。
これにより、クリエイターは設定したキャラクターや世界観をAIとの対話によりリアルに反映させることが可能になります。
2. ロアブックの主な機能
自動認識と反映: キーワードがチャットに登場すると、設定された情報がプロンプトに自動的に組み込まれます。
翻訳不要: ロアブックに入力された内容は、翻訳せずそのまま反映されます。
制限事項: キーワードは最大100個まで登録可能です。
3. 使用方法の例
構成: キーワードとそのキーワードに対応する内容を記述します。「項目追加」ボタンを使用して、最大100個までキーワードを入力できます。
キーワード入力: 希望する単語やフレーズをキーワードとして入力します。1つのキーワードは最大50文字まで入力可能で、特殊文字「|」を使用して複数のキーワードをOR方式で設定できます。
内容入力: キーワードが含まれる場合にAIが参照する内容を記述します。各内容は最大400文字まで入力可能です。
4. 活用例
キャラクターの特徴設定:
「主人公の名前|主人公の年齢」をキーワードとして設定し、内容に「主人公は25歳で勇敢な性格を持っています。」と入力すると、ユーザーが「主人公の名前」や「主人公の年齢」という言葉を入力した際に、ロアブックがこの情報を呼び出し、AIが回答します。
ただし、すべての質問に自動反映されるわけではなく、設定したキーワードがユーザーの入力に含まれている必要があります。
世界観設定:
「王国の名前|世界観」をキーワードに設定し、「この王国は魔法と科学が共存する場所で、独自の文化と法体系を持っています。」と内容を入力すると、会話でその王国が言及された際、AIはこれを基に反応します。
関係図設定:
「キャラクター1|キャラクター2|関係」をキーワードに設定し、「キャラクター1はキャラクター2の幼馴染で、深い絆を持っています。」と内容を入力すると、AIは対話でこの関係を参照して感情表現を調整できます。
アイテム説明の追加:
「魔法の剣|アイテム説明」をキーワードに設定し、「この魔法の剣は炎を操る能力を持ち、伝説の勇者が使用したと言い伝えられています。」と内容を入力すると、会話中にそのアイテムが登場した際、AIはこれを基に描写を行います。
場所情報の提供:
「古代の森|場所」をキーワードに設定し、「古代の森は青々と茂った神秘的な雰囲気に包まれており、伝説の生物が住むと言われています。」と内容を追加すると、AIは古代の森を言及する際に背景説明を提供します。
過去の出来事記録:
「過去の事件|主要な出来事」をキーワードに設定し、「主人公はドラゴンとの戦いで大きな傷を負い、左腕に傷跡が残っています。」と内容を入力すると、キャラクターの過去を言及する際にAIがこれを参照します。
感情反応設定:
「恐怖|反応」をキーワードに設定し、「主人公は恐怖を感じると手が震え、言葉を発しなくなります。」と設定すると、恐怖の状況が発生した際にAIはこれを基に感情を表現します。
5. ロアブックの作成と適用ガイド
メインページの「制作」タブをクリックします。
作成ページの「カスタムモジュール」タブをクリックします。
左側のプロンプト下にある「ロアブック」ボタンをクリックします。
「ロアブック追加」ボタンをクリックします。
新しいロアブックの名前を指定します。
作成したロアブックのページをクリックします。
ロアブックページの「項目追加」ボタンをクリックします。
新しく作成した項目に適切な内容を入力します。
キャラクター作成時の「基本設定」タブの最下部にある「カスタムモジュール」セクションで「ロアブック未指定」をクリックします。
適用するロアブックを選択して適用します。
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